趣味の鉄道模型。

鉄コレ第一弾銚子電鉄デハ501のフル点灯改造に挑戦。


ひっそりと製作しております、ミニレイアウトのメイン車両、トミーテック鉄コレ第一弾「銚子電鉄デハ501」。私のミニレイアウトにピッタリな12m級車両ですが、鉄コレ標準仕様をN化しただけですから、当然前照灯や室内灯は無し。
レイアウトストラクチャーにはLEDの照明をいくつか組み込んでおりますから、入線している車両もなんとか夜景モードで点灯させたい…。
というわけで車両組み込み用のLEDを探すことしばし…
一時はショップへの組み込み依頼や出来合いの何かを検討するも、ネットでの諸先輩の加工記などを読みあさるうちに、コストも含めてやはり自分でトライすべしと判断。
そんな中これだ!という素材を発見!
それがお馴染み、美軌模型店の「きらめきライト」シリーズだったわけです。
これらを使用しての、前照灯、テールライト、室内灯、全てフル点灯化へ向けての工作が始まりました。

写真は今回用意した工作素材群です。

前照灯に「きらめきライトピコ」、テールライトに「きらめきライトピコデュアル」、室内灯は「きらめきライト小型車両用室内灯」。
「導電銅箔テープ」と「燐青銅線」は動力部と本体との通電加工の為に用意。
全て美軌模型店の製品です。
右端に映っているガンプラの部品(H・アイズ3ミニ[クリア])は偶然地元の模型店で発見して購入。これ使えそうです。

早速加工に着手。


まずは「きらめきライトピコ」と「ピコデュアル」のテスト点灯。こんなに小さいのに見事に光ります(^_^)。
さらに「きらめきライト小型車両用室内灯」もテスト。電球色が良い感じ。
いよいよLEDライトを組み込むための穴あけ加工を慎重に開始。マイクロドリルと針ヤスリを使用して貫通完了。
サイドウィンドウの透明プラパーツを外して、天井裏に遮光のためのアルミテープを貼ります。交換前のパンタの取り付け穴が空いたままなので…。
ライトケースの後ろに貫通穴を開けて前照灯用の「きらめきライトピコ」を通してライトケース後ろから正面へ。黄色い発光面がビシッと小さなライトケースに収まりました。
天井裏に「きらめきライト小型車両用室内灯」を両面テープで取り付け。

次にいよいよテールライトの「ピコデュアル」を取り付けようと作業を始めた所、まさかのトラブル発生…
ギリギリの貫通穴に内側から「ピコデュアル」の発光部を通そうとして破損!
甘かった…f^_^;
もったいない事しました。
方針を転換して、穴には通さず、定石に沿って内側から穴の外に向けて発光させる方法に変更しました。
貫通穴の位置に印を付けたプラ板に「ピコデュアル」の発光部を両面テープで配置。

仮止めしてテスト発光させてみると十分照らします。
しかしながら、貫通穴を開けるときに加工を攻めすぎて(笑)フチの部分に割れが生じてしまい、ちょっとみっともない感じに…f^_^;
ここは後で光ファィバーを利用してカバーする事とします。
それからやはり、テールライト周辺にも何らかの遮光が必要なようですね…。

LEDの取り付け加工は続く。

遮光の為の塗料を塗って反対側のテールランプも設置。
貫通したヘッドライトケースの裏側はパテ埋めして「ねずみ色1号」でレタッチ。
しかしここまで来てまたまたまさかのトラブル!
車両反対側のヘッドライトケースの仕上げ時にかけた紙ヤスリがあだとなって今度は「きらめきライトピコ」が断線…
すわ再購入かと思いましたが、前回断線した「ピコデュアル」の片方のLEDが生きていた事を思い出しました!
急遽片側断線の「ピコデュアル」をシングルLEDとして再活用。無事に復帰となりました。
冷や汗…f^_^;
元々はめ込んであったクリアの一体型ガラスのパーツをそのまま押し込むとたちまちショートして点灯しなくなります(笑)。ここは左右の側面だけを切り取って、ゴム系接着剤にて接着する作業が必要。
これで全てのLEDが取り付け完了です。
点灯テストもOK。あとは左右のボディーに出ている配線をいかに綺麗に這わせるかですね…
外側からほとんど見えない形で配線できる「きらめきライトシリーズ」はとても素晴らしいのですが、ちょっと雑に取り扱うとたちまち断線となります。なので結構神経使いました。
もちろんベテラン・モデラーさんでしたら私のような失敗はまず無いと思いますが…f^_^;
メンテナンスも考えて、ボディーが外せるように本体側集電はボディーサイドに這わせた配線を「導電銅箔テープ」で止めます。
車体側からは集電板から半田付けした「燐青銅線」を「導電銅箔テープ」でサイドに貼りました。
ご覧の通りで不器用な私、半田付けは苦手ですf^_^;。
さて、LEDの黄色い発光面がそのままではあんまりなので、ここで買っておいたガンプラの部品(H・アイズ3ミニ[クリア])をガラスがわりに表面に接着してみました。ヘッドライトには1.8mmのパーツを接着。
テールランプは貫通穴に0.75mmの光ファィバーを導光用に差し込んで、表面にはH・アイズの1.0mmを接着して赤く塗装しました。
当初は定石のクリア・レッドを塗って見たのですが、光らせて見たら色飛びすることが判明。結局普通の赤い塗料を塗って見た次第です。この辺の色調整はもっと経験が必要ですね…
しかしながら「H・アイズ」のライトガラスの表現、ちょっと「ポテッ」てとしているものの(笑)、十分「あり」かもしれません。

とりあえず完成…

上下組み合わせてほぼ完成の図。出来上がってみると結構恥ずかしい仕上がり…f^_^;
鉄コレの動力化車両は車内のモーターが丸見えなのはしょうがないとしても、テールランプ周りの酷い光の漏れは雑な穴あけ加工の結果ですね…
自分の不器用さに反省しきりですね…f^_^;
走らせてみるとテール側のヘッドライトもどこかでショートしているのか、なぜかチラチラと光る時が…f^_^;
しかしながら私史上初のフル点灯加工、今回はとりあえずこれで一段落とします。

いざ入線。

考えて見たらこの場合ヘッドライトは電球色ですよねf^_^;
まあ、白色も彩りとしてありかな、と自分を納得させることとします。

最後まで読んで頂きありがとうございましたm(_ _)m